暑くなるとニュースでもよく耳にするのが「熱中症」です。
熱中症になったことがある人であれば、熱中症の恐さを知っているので、熱中症の予防をしようとしますよね。
しかし、熱中症になったことがないという人は、熱中症は危険だということを知っているけど、熱中症の恐さを理解していないのではないでしょうか?
私も熱中症は、それなりに危険だと知っていましたが、実際に自分が熱中症になるまでは、恐さを理解していませんでした。
しかし、熱中症になってしまったのです。
夏の日差しが強い日に、いつもは室内で仕事をしている私が、庭に砂を敷き詰めるためにスコップを使って砂をまいていたのです。
無我夢中で頑張っていたのですが、目眩がしだして手足の痙攣、力が入らなくなり、立っていることもできなくなり「ヤバイ」と思いましたが、何も出来ずにその場にへたり込んでしまいました。
周りに人がいたので、すぐに日陰につれていかれ、塩水を飲まされて、数時間である程度回復したので、大事にはならなかったのです。
しかし、あの時、一人で誰も周りに人がいなければ、とても危険な状態になっていたかもしれません。
そんな経験をしてから、熱中症を本当に恐いモノだと理解したのです。
私の場合は、運が良かったですが、運が悪ければ、最悪の事態に陥る可能性のある熱中症について、きちんと理解しておくことをオススメします。
〇熱中症の予防方法を学んどこう!!
多くの人は、それなりに熱中症の予防方法を知っていると思いますが、もう一度確認しておきましょう。
もし熱中症の予防方法を知らないという人は、きちんと学んでおきましょうね。
1. 熱中症の予防には体調管理がとても重要!
同じ環境でも熱中症になる人もいれば、ならない人もいます。
なぜなのか?それは体調や体力などが関係しているのです。
体力は、年齢によっても違いますが、日々、適度な運動をしている人の方が、体力があるので熱中症になる可能性を下げることができるということです。
また体調は、日々、変化するモノですが、食生活や規則正しい生活をして、きちんと体調管理をすれば、体調不良にならないので、熱中症になる可能性を下げることができるのですね。
だから、熱中症の予防のために体調や体力の管理が重要だということなのです。
2.熱中症に特に気を付けるタイミングがある?!
熱中症には、特に気を付けるべきタイミングがあるのです。
体が熱さに慣れていない梅雨明けや、涼しい日が続いて急に暑くなった日などは、特に熱中症には注意が必要なのです。
そして、暑い外にあまりでない人が、急に暑い外に出たときも注意が必要ですよ。
3.熱中症は気温だけじゃなく湿度も重要?
暑いから熱中症になるのですが、気温が暑いだけではなく湿度も熱中症には大きく関係があるのです。
人間は、汗によって体温調節をしているので、体温が高くなると汗がでて、その汗が蒸発することで体温を下げることができるのです。
だから、カラッとした暑い日には、汗によって体温を下げることができるのですが、ジメジメとした湿度が高い日には、汗が蒸発しにくくなって体温を下げにくくなるのです。
なんと、そんなに暑くないと感じる気温が25℃前後でも、湿度によっては、熱中症になることもあるのですよ。
だから、気温だけじゃなく、熱中症にならないためには、湿度のことも気にかける必要があるということなのです。
4.水分補給も大切だけど塩分補給も大切
熱中症の予防には、水分補給が大切だというのは、誰もが知っている事実ですが、塩分補給も大切なのです。
暑い日に大量の汗をかけば、水分も失いますが、塩分も失うのです。
塩分不足になると低い塩分濃度に合わせるために、体は水分をたくさん排出しようとしますので、体内の水分は更に不足して熱中症になるのです。
そして、塩分は不足すると、筋肉の異常や意識障害などの症状もでます。
熱中症の予防には、水分も大切ですが塩分も忘れずに!
5.衣服と冷感グッズ
衣服は、麻や綿などの通気性のよい生地を選んだり、吸水性や速乾性にすぐれた素材を選んだりすると熱中症の予防になります。
そして、多くの冷感グッズが販売されているので、冷感グッズを上手く利用することで熱中症対策になるのですね。
熱中症の予防方法を紹介しましたが、注意して予防をしていても暑い季節になると、熱中症になってしまう可能性はあります。
だから、熱中症かも?!と思うような症状や対処方法も学んでおきましょう。
〇熱中症のサインを見逃すな?!
熱中症の症状は、目眩、立ち眩み、顔の火照り、筋肉がぴくぴくと痙攣、筋肉がつる、力が入らない、吐き気や頭痛などの症状がでます。
この熱中症のサインに気づいたら、すぐに涼しい場所に移動して水分と塩分補給が必要です。
そして、さらに症状が酷くなると、水分補給をできない状態になり、呼びかけに反応しない場合は、かなり危険です。
危険な状態になった場合は、すぐに医療機関へ受診する必要があります。状況によっては、救急車をすぐに呼びましょう。
〇熱中症になったときの対処
熱中症かもという症状がでた場合は、日陰やクーラーのきいた涼しい場所に移動して、衣服を緩めて氷や水で体を冷やし、スポーツドリンクなどで水分と塩分を少しずつ補給しましょう。
体の冷やし方ですが、首や鎖骨、脇の下、足のつけ根などを氷などで集中的に冷やしましょう。
もし、氷がない場合は、体を濡らして風を送って気化を利用して冷やす方法もあります。
そして、水分補給をできない状態や、呼びかけに反応しない場合は、救急車をすぐに呼び医療機関に受診しましょう。
熱中症は、屋外の炎天下で起きると思っていますよね。
でも室内でも熱中症になる可能性はあるのですよ。
〇炎天下も危険だけど室内も危険かも?!
熱中症といえば、屋外の炎天下でなるというイメージが強いと思いますが、室内であっても熱中症になる場合があるのです。
室内であってもクーラーを使わなければ、室外以上の温度になりますので、室内であっても熱中症になるのですね。
だから、室内であっても水分や塩分補給をして熱中症対策をする必要があるのです。
そして、暑い日に電気代の節約だと思ってクーラーも使わずに我慢してはダメですよ。
熱中症になって病院に入院するようになれば、節約した以上にお金を失うことになりかねませんし、最悪、熱中症で亡くなる人もいるのです。
だから、熱中症になるような暑い日には、クーラーを使用しましょうね。
そして高齢者や小さな子どもがいるお家の人は、注意してあげましょう。
〇高齢者や子どもは周りの人が注意しよう!
高齢者は、喉の渇きに気づきにくくなるので、いつの間にかに脱水症状に陥って熱中症になってしまうことが多いのです。
そして、子どもも遊びに夢中で水分補給をしないで熱中症になることが多いのです。
だから、高齢者や子どもは、周りの人が注意して、水分補給や塩分補給を促すことが大切なのですね。
たかが熱中症と思っている人へ(以前の自分へ)
〇熱中症は最悪、死に至る怖い症状?!
日本では、毎年何百人もの人が熱中症によって亡くなられている事実を知っていますか?
多い年では、数千人もの人が熱中症によって亡くなられているのです。
だから、熱中症の予防や対策は大切なのですよ。
たかが熱中症と思わずに、熱中症は、最悪、死に至る恐い症状なのだと理解しましょう。
最悪、死に至る可能性のある熱中症の予防や対策をして、暑い夏を健康的に乗り切りましょう。
では、熱中症の対策のために使えるアプリを紹介しておきます。
☆熱中症対策に使えるアプリ
〇Android用アプリ
〇iphone・ipad用アプリ